今日はお薦めアニメの紹介

GyaOというパソコンテレビをご存知ですか?
今更・・・ではあるのですが。
始めは正直なところバカにしていたのですが、特にアニメ関係に関しては充実しているのです。
もちろん好き放題に見たいのであれば有料になるのですが、
既刊限定等でもなかなか面白いものをやっていて、意外にも使えるのです。
特に深夜に放送しているもの等は、少々遅れてみることを気にしなければ、
一定期間中は自由に好きな時に何度も見ることが可能です。
もちろんタダの代償として、コマーシャルには付き合うことになりますが、
それでも時間が自由なところは、私としては嬉しい限り。


今回お薦めしたいのは、“BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜”。
原作は、吉富昭仁氏の「BLUE DROP」シリーズ。
「ガオ!」(メディアワークス)で連載された後、
月刊チャンピオンRED」連載秋田書店)で連載されたコミックが原案になっているそうなのですが、
ごめんなさい原作は未読です。
ちょっと検索してみると、原作は少々Hな作品のよう。
アニメの方は、主人公は広大な宇宙に存在する女性しか存在しない異星の“戦艦BLUE”の艦長“エカリル”と
彼女らが上司が侵略のための精神的実験を企みた際に両親と記憶を失った地球の少女“若竹マリ”との
出会いと別れの思い出を、彼女達と共に過ごした同級生で、その後に国連和平使節になった文学少女
“香月みち子”の回顧として描かれた物語でした。
“香月みち子”は、物語の後半で学園での物語の中心として描かれた文化祭の演劇の作者であり、
演出者になるはずだった少女。
“エカリル”としてではなく、寄宿舎の女子校の優等生でみんなの憧れの生徒でありながら何か秘密の匂いのする
“萩乃”として出会い、正体も任務も隠していたふたりがやがて心を通わせていくシーンも
お互いに大切な存在だと思えるようになっていく過程も爽やかに描かれ、
どちらかと言うとちょっと宝塚の世界のようです。
“萩乃”としての出会い、“エカリル”の姿を証し赦しを乞い、自らの身を呈して地球を守る“エカリル”は、
指揮官としても部下に慕われ、繊細な見かけとは異なる行動力を持ち合わせた、性別を越えた存在・・・。
こうありたいとも思い、こんな人物に触れてみたいとも思える、存在です。
最終回では、共に暮らすことで愛するようになった地球のために、そして心を通わせた少女達を守るために、地球が戦いに飲み込まれていく中、”BLUE”で出撃していきます・・・。
戦闘のために中断された劇の役の“ジャンヌ・ダルク”のように、
その信念を貫くことを選ぶ“エカリル”の姿は、ちょっと涙無しにみることができません・・・。
・・・ハンカチを用意してぜひぜひお試しください!
2月6日までなら、無料で全13話一気にみることができます。


★パソコンテレビ“GyaO”へはこちらから。
http://www.gyao.jp/
監督・原案・脚本は、大倉雅彦氏です。


アニメだけに限らず、アニメ等で映像化された作品の方が好きなことって結構ありませんか?
アニメという公のものになった方が余分なHさや怖さがなくなって爽やかな物語になることも多々あるような気がします。
今の世の中に疲れることや汚いことや嫌なこと多すぎるためか、
あまりキツイものは“もういい”という気になってしまうからかもしれないのですが・・・
公に放送される作品はちょっと気が楽です。
ちょっと前のドラマでは“野豚をプロデュース”や“ANEGO”も軽くはなるけれど、ドラマとして楽しくみれる範疇に収めてくれていたので、疲れずにみることができた気がします。
(両方とも原作は精神的に怖い部分や理解不能な狂気のようなところがあります。)
まぁ、あまりいじられまくられると、原作の必要があるのだろうか???と疑問になるものになってしまうこともありますが・・・。
さじ加減というのでしょうか?
難しいところです。

その他の現在のお薦めは・・・
始ったばかりの”PERSONA-trinity soul-”、“灼眼のシャナII(Second)”、
機動戦士ガンダム00”、“英國戀物語エマ ”などもお薦めです。